誰にも言えなかった事

私はシカトすることに決めた。
繁華街を行き交う人を見た。
あ、あの人だ。
ファッション雑誌から出てきたようなとても顔が整っている。
そして何よりも私はその人の瞳が気になった。
長めの前髪の隙間から覗く自信に溢れたように見える瞳。
⋯私とは、正反対の瞳⋯。
いつも思っていた、その人を見かける度に。