広いテーブルの上には、ティーカップと

火のついたキャンドルが並べてある。

テーブルの広さは、畳一枚程度だろうか。

そこに、綺麗に並べられたイスに彼等は座っていた。

偉そうに足を組む人、さっきから

甘味ばかりを口にしている人(しかも持参だ)

色んな人たちが、互いに言葉を交わし合っている。

そんなときに、長い黒髪を二つに束ね

リボンで飾っている女が口を開いた。
女の顔を見て一番気になるのは、

左目に眼帯をしているところだ。

それが、彼女の怖いオーラを一層引き立てている。