とっつーは優しいから

いつもいる友だちと来たかっただろうに

何も言わず一緒に通ってくれた。



少し明るくなった髪の毛をいじりながら

楽しそうに喋っている。



「...ち。なっちー」



「あ、ごめん」



手を戻し、つきみんの方を見ると

少し膨れていた。