「あ、私の部屋ないんだ。」


「考えてなかったのかよ」


「あははー、そうだな一緒に寝るよベッドダブルスだし。」


「…」


「あ、寝るなら部屋行ってね。ソファーで寝ちゃダメだよ」


私は龍二にそう言ってお風呂に入った。


お風呂から上がると、龍二は私の言ったことを守ったのか寝室で寝ていた。


「あ、カーテン」


カーテンをかけようと思って窓を見てみるとすでにかけてあった。


龍二やってくれたんだ


私は明日の準備をしてリビングの電気を消すと寝室に入った。


龍二め…のびのび寝やがって…


龍二はダブルベッドの真ん中に堂々と寝ていたの。


「これじゃ私が寝られないじゃん」


「…ん」


「あ、ごめん、おこした?」


「まぁ…」


そういえば龍二は神経質だったっけ…私が入ってきた時からもう半分起きてたのかも


「龍二もう少し右よって、私寝られない。」


「ん」


龍二はおとなしく右によってくれた。


私が布団に入るとすぐに寝息が聞こえてきて龍二はすでに寝ていた。


疲れたのかな、今日荷物持ったり、カーテンかけたりしてくれたもんね


「おやすみ」


私はつぶやいて目を閉じた。