「龍二はもうカーテン持ってんじゃん。」


「まだ持てるし」


「いいの、私が持つから。」


「…そういえば、入学式明日だっけ?」


「うん、明日」


「俺も明日から学校だ。」


「がんば」


「おう」


その後私達は他愛もない会話をして家についた。


「ただいまー」


誰もいない家に挨拶をしてリビングに入ると龍二がソファーに倒れこんだ。


「わっ、何、どうしたの」


「…疲れた」


「あ、そう、もう寝れば?」


「どこで?」


「寝室?」


ここは1LDKなので、リビングの他にもう一つ部屋がある


引っ越しの時その部屋にベッドを運んだので必然的に寝室はそこになる。


「お前どうすんの?」


「へ?」


私…?