そんなこんなで
悠翔くんと別のSNSでも繋がることが出来た。


「ねえ、明日早いんでしょ?起きれるんですか?」


『そうだった、、、、起きれないのでそろそろ寝ます、、、』


そう、彼は明日早いのだ。
この時点で時計はもう3時を回っていたし、そろそろ寝よう!ということになった。


『また明日連絡していいですか…?』


酔っててなおかつ眠そうなので少し可愛い声。
そんな声でそんなこと言われたら、母性が発揮されるのか、断れるはずがない。


「はい。またいつでも連絡してください。(笑)」


そうして、おやすみなさいと挨拶を交わしその晩は寝ることにした。


初対面(いや、会ってないけど)のひとで
いきなりこんなに通話が続くとは思っていなかった。
約3時間。いやー、びっくりだ。
悠翔くんもそんな経験はなかったみたいでお互いに驚いていた。


こんなに話が盛り上がって楽しかったのも何かのご縁だな。
明日もしまた連絡がきたら、本当のこと言わなくちゃ。




そうだ。私は彼に嘘をついていたんだ。