好きってゆってよ





確かこの子、隣のクラスで一番可愛い…


優羽と委員会が一緒ってゆってたっけ。




「ここじゃ駄目か?」


「うん…」



ほんのり顔を赤らめて
優羽を見つめている。



この子…

優羽が好きなんだ…




なんか、凄くモヤモヤする。



きっと今から優羽に告白して…




そんなの…嫌だよ──





「ごめん結衣、ちょっと待っ…」


「嫌…」


「え?」


「…行かないでっ…」