好きってゆってよ



──────



…あれ?

俺、何してたっけ


保健室…?




「おはよ、優羽。」


「んぁ…はよ。」



あ、そっか!

俺が倒れた結衣を運んで…



「…って!結衣大丈夫かよ!?」


「あ、うん!まだちょっと痛むけど…」


「そか、よかった…」




自然と笑みがこぼれた


結衣と居る時が一番
笑顔になれる。


だから俺も結衣を笑顔にしてやりたい



それだけ結衣は俺にとって
大切な存在なんだ──





しばらく喋っていると、
結衣が真剣な顔で俺を見てきた。




「………き…」


「え?」



聞こえねぇ。



そして結衣は何かを決心した様に
もう一度俺の目を見て話し始めた。