好きってゆってよ





「少し強く頭を打ってるけど大丈夫、
ほとんど貧血みたいなモンだから」


「そっすか…」




安心したからか、深いため息が出た。




よかった…


何も異常なくて。




「八原君、先生用事があるから行くけど
西嶋さんに変なことしないでね!」


「しっ、しませんっよ!//」


とかゆってる割にはカミカミな俺








寝顔可愛いすぎて
何するかわかんねー!




はぁ…


生殺しじゃん。




でもちょっとくらいなら
いーよな…?




俺は結衣の顔に自分の顔を近づけた。





「顔ちっせー…」




寝顔をまじまじと見ながら
前髪をあげて、おでこにキスをした。



ほんとは口にしたかったけど
寝込みを襲うのは趣味じゃないから止めた。