好きってゆってよ




─バスッ



「きゃぁああ! また入ったー!!」


俺がバスケのリングにシュートを入れる度、聞こえてくる女子の叫び声。



…うるっせえなぁ。


集中出来やしねーっての。



第一、俺は結衣に見てて貰えばそれでいいんだよっ!





「キャー!!」



ん?

あっち騒がしいな…




「ちょっと結衣!?」



何っ?

結衣!?



「っあ!ちょい優!?」


俺はすぐに駆け寄った。