好きってゆってよ





「…俺のこと、好きじゃないの…?」


今度はあたしの耳元で囁く様に…


好き…だけど…


優羽ってこんな性格だっけ?


どーしよう…

恥ずかしすぎて頭がついてかない!



「…もぉいいよ。俺行くわ」



え!?



「ちょっと待っ…」




やだ…


ほんとに行っちゃうの?




「……っすきっ!!」



あたしが叫ぶと優羽の足が止まった。




「…優羽が好き…大好きっ……」



もぉやだ

涙止まってよ…