こうやって、私と悠馬くんの予定は麻友に筒抜けだった。

「いいなぁ~買物デート!!」

本当は今日も行きたくなかったけれど

毎回断っていたら不信感を抱かれてしまうから


今日のデートに行くことにした。


「はぁ……」

「ちょっと悠馬くんに会うのにため息はないでしょ? 何かあったの?」

「んっと……」


言えるわけがない。


会いたくないなんて。


「ほらちょっとさ、不安なんだ!

私なんかが悠馬くんと付き合ってていいのかなって」


「何言ってるの?いいに決まってるじゃん~!

友梨はいい子だし可愛いんだから悠馬くんとピッタリだよ」


「そっか、ありがとう」