なんでこんなこと今まで話したことない岡崎くんに 言われなきゃいけないの。 イライラする。 私のことなんて何も知らないくせに。 心に溜まったイライラは声に出そうとしても、出ない。 それが私だった。 「……楽しいよ!学校」 岡崎くんに笑顔で言って笑う。 無理矢理明るい声を出して。 すると彼は、つまらなそうな声で言った。 「そういう笑顔、俺大嫌い」 ズキ……。 大嫌い。 思い出す、昔言われた悲しい言葉を。