そして…
「…悪かったな」
と、続けて出てきた謝罪の言葉に
また驚かされた。
本当に何を考えているのか分からない人
「私の方こそ、「バカ」なんて
言ってすみません。」
私も謝ったら、いち早く反応したのは
間宮さん。
「そうな事を帝に言ってたんですね。
どおりでいつもと違って見えました」
「えっ…やっぱり怒っていました?」
「まさか、逆に楽しそうでしたよ。
ですよね?帝」
「その顔…うぜぇ。」
帝は間宮さんを睨むが
それに動じない間宮さんは凄い。
そんな時、車が停車して
窓の外を見ると私の住んでいる
マンションが建っていた。
車から降りようとするが
ドアが開かない。
「…送ってくれてありがとうございます。」
お礼を言って、またドアノブを引くが
やはり開かない。
「あの、鍵を開けてくれませんか?」
運転手さんに伝えるが
ミラー越しに目が合ったのに逸らされる。
何だろう。これ。
降りる事さえも許可が必要なのかと思い、
口を開い時だった。
