〜帝皇が愛したBlack*cat〜

バカにされてるような感じがして
少しだけ怒りが湧いてくる。
でも、怒り任せてあれこれ
言ってしまえば、私の身が危険だ。
そう思った私は開いた口を閉じる

さっきまで笑っていた帝の顔は
いつもの表情に戻っていて

「…夏恋」

名前を呼び、私を見つめる。

「....っ...」

漆黒の瞳に囚われてしまいそう

黒よりも深い黒が私を侵食しようと
するのを唇を噛み締めて塞ぎ止める。

飲み込まれたら、きっと抜け出せなくなる。
そう思うと私の視線はどんどん下に
下がっていく。