〜帝皇が愛したBlack*cat〜


「……分かりました。
よろしくお願いします。」

諦めて、椅子に座ると
パッと腕を離してくれて
おとなしく車が来るのを
待つことにした。

「準備出来ました。」

間宮さんが戻ってきて
私達にそう告げると、

「よし、行くぞ。」

そう言って、帝が立ちあがる。

「えっ?」

隼人だけでは、ないの?
きっと、驚きで口が開き
間抜けな顔で帝を見ているに違いない

そんな私を無言のまま、睨む帝

「藤崎さん、帝も一緒に
行くんですよ。」

間宮さんが説明してくれるが
こんな偉い人と同じ車に乗り、
送って貰うなんて恐れ多い。