〜帝皇が愛したBlack*cat〜


「飲みものも届きましたし
改めて乾杯しますか。」

それを合図にグラスを掲げる。

「藤咲さんとの夜に乾杯」

グラスを前に差し出す
間宮さんに私達もグラスを寄せる。

よく分からない乾杯を済ませて
オレンジジュースを口に運ぶ。

そして、私の視線は下に向いた。
さっきから痛いほど突き刺さる
視線はきっと勘違いでない。

私が男装してビルに入った事を
怒っているんだろうか。
あの時の人は私だって
もう気づいていると思うし…

そんな事よりも早く帰りたいなぁ
この事バレたら絶対
美空達に怒られる。

周りから見れば、ボーッとしてる
ように見えるかも知れないが
私の頭の中は大忙し