どうしてこうなったのか
いまいち分からないけど、
あの男と赤髪の男と合流する事になってしまった。

「はじめまして、かれんさん
僕は、間宮 晴翔 (まみや はると)です」

そう言って、赤髪の男は丁寧に
頭を下げる。初めてあった
ビルの時とは、態度が全然違う。

言葉は丁寧だけど、冷たい感じ
あの時の、無邪気さはどこにもない、


「はじめまして、
藤咲 夏恋 (ふじさき なこ)です」

「ええ!?かれんちゃん
じゃないの!?」

ここは、プライベートの場なので
ちゃんと名前で挨拶をしたら
隼人が驚いている。
さっきまでテンション低めだったけど
大丈夫かな?

「ごめんね!ちゃんと言おうと
思ったんだけどタイミングが無くて…」

私の言葉を聞いて、
間宮さんが何かを言おうとした時
ちょうど、注文していた
ドリンクが届いた。