「なんですか?僕に何か
言いたい事でも?隼人さん」

「い、いや、何でもねぇよ…」

ここで、言っちまえば
それこそえらい事になる。

しかも、俺のキャラ崩壊
しちまったじゃねぇか。

かれんちゃんの前では
紳士でカッコいい俺で居たかったのに

横に目をやると丁度かれんちゃんと
目があって、ニコッと笑ってくれた、

「もう一回笑って、俺ドキッとした」

と思わず言ってしまい、

「…チッ…」と帝のため息と
晴翔からの殺気溢れる視線

自分の馬鹿さに呆れる。
…明日は、生きていられるだろうか。

とりあえず、今言えることは

かれんちゃんとの、
2人っきりの初デートは
最悪の結末を迎えたのだった。


〜隼人side END〜