〜帝皇が愛したBlack*cat〜


横目でかれんちゃんを見ると
上からダンスフロアを覗いている。

なんて、呑気な子だろう。

色々考えながらも、
最終的に残った選択肢は…逃げる。

よし、かれんちゃんを連れて帰ろう。

「俺ら、帰るわ。先客だしな」

その言葉にかれんちゃんは反応して
下に降りようとし、その後を
追うように体を反転させた時

「その必要はねぇだろ?」

その言ったのは晴翔ではなく

ハスキーで低い声。

思わず、足を止める。いや
止めずにはいられない。