〜帝皇が愛したBlack*cat〜

それに、彼女は毎日うちへの配達を
断っている。

初めて会ったあの日から、

彼女を指名しているにもかかわらず

一度も訪れたことはない。

あの極度の面倒くさがり屋の
ニシさんでさえ、

配達に来ない訳を聞いても
のらりくらりと交される。

ユウさんもそうだ。

教えてくれたのは、名前だけ。
その他の情報は何1つ
教えてくれず、周りからも
彼女の情報は何1つ入ってこない。

こんなにも、
あの女嫌いなオーナーに
可愛がられてる女性を見たのは
彼女が初めてだった。