〜帝皇が愛したBlack*cat〜

来た道を引き返すように歩くと
もともと、人が多かったけど
さっきより、騒がしく感じるのは
気のせいだろうか?

ここにいるみんなが
浮き足立ってるというかソワソワしている。

どんどん進むにつれて
人が多くなり、集まる人たちが歩道を塞ぐ。

この集団を通らないと前へは
いけなくて、隣から美空のため息が聞こえた

仕方なく、別の道を通ろうと決めて
集団に背を向けたとき、

「おい」

と、声が聞こえてきた。
まさか自分では無いと思うが
反射的に振り向いてしまう。

店の前を囲むような集まっていた集団は
左右に分かれ人垣を作り
その真ん中には、………あの男