〜帝皇が愛したBlack*cat〜


「お待ちしておりました。
ここからは私がご案内致します。」

エレベーターが開いたと同時に
目の前で綺麗にお辞儀をしている
案内役の女性。

「…お願いします。」

なるべく低い声で言うと

女性は顔を上げて、笑顔を見せると
スタスタと歩いて行き

私は、置いてかられないように
ついていく。まるで迷路のような廊下

さっきから、右に曲がったり
左に曲がったり、一度迷うと
もう出れないんじゃないかと思うくらい。

何度か角を曲がり
そして、まっすぐ伸びた廊下の先に
大きな扉が見える。

「ここから先はお一人で
お願い致します。私はここで
待っておりますので、」

「…ありがとうございます。」

どうやら、目的地はあの扉の向こうのようだ