すると、仲間の1人が私の前に立ち

「巻き込んでごめん。
首、怪我してるよね?

消毒させて?」

優しい声。あの男とは
違って、本当に申し訳ないって
気持ちが伝わる。

だけど最低男の仲間

「や‥やだ‥‥っ。知らない人に‥っ
ついて行くな‥‥って言われてる‥」

これは、オーナーとの約束だ。

「俺らの事知らないの?」

泣きすぎて喋れないから首を縦に振った

「そっか‥‥。さっきの男よりは
悪い奴じゃないからさ。俺たち

だから、一緒に来てくれる?」

そう言って、腕を引っ張って

起こしてくれた。