〜帝皇が愛したBlack*cat〜


「弱い自分を隠して、強がってるのは
守りたいものがいるからか。」

帝の言葉に動揺する。

「何のことか分からない。」

「こうやって感情を押し殺していると
本当の自分に戻れなくなるぞ。
面白くもないのに、へらへら笑うな。」

自分でもわかってる。
これは、私の悪い癖。

辛い、悲しい、怒り。
その全てを笑って消していた。

これでいい。これが私だ。

……でもどうしてだろう。

帝の言葉は心に響く。
どうして、気づいてしまうの。

一生懸命隠して生きてきたのに。
まだ、会ったばかりなのに
私の事なんて知らないはずなのに

帝の言葉に、私から笑顔が消える。

「俺が、お前を守ってやる。」

そんな事を言わないで。
貴方の手を取ってしまいそうになる。