私たちはそれぞれの教室へと戻った。 メイド服から制服に着替え帰ろうとした時携帯が鳴った。 『一緒に帰ろう。正門の前で待ってる。』 怜からのメッセージだった。 怜から来るなんて初めてで驚いたけど嬉しくて急いで正門へと向かった。 「怜」 「…帰るか。」 私を見るなり歩き出した。 怜と帰るの初めてだ。 それにしても今日は初めてがたくさんだな。 このまま怜とずっといたい。 「あ、怜」 「なに。?」 「連絡先交換したのはね、お兄ちゃんの電話番号だからね」 「はぁ!? 」