モテ男の彼女ちゃんの悩み






私たちはそのまま学園祭が終わるまで一緒にいた。




「乃彩」



「……怜、ん??」


あのまま保健室にいたら先生来た時になんて言っていいか分からなくて私たちは誰もいない空き教室にいた。



「あっ、怜は抜け出して大丈夫だったの?」



「まぁ、なんとかな」



「え、本当?私のせいで、」



怜は私の頭に手を乗せると優しく微笑んで、
気にしなくていいと言って笑った。



今までこんなに優しく笑ってくれた事があったかな。


今日の怜優しいし変だよ。
でもすごく幸せ。