「じゃあ、熱計ってて水持ってくるから」
「嗚呼」
体温計を怜に渡して私は水をコップに入れて熱さまシートと一緒に持って行った。
「怜っ、計れた?」
「……嗚呼」
少し辛そうに体温計を私に渡した。
やっぱり結構熱あるな。
「じゃあ次はお薬、はい」
お薬と水が入ったコップを渡した。
怜は素直に薬と水を飲むとベッドに横になった。
熱いおでこに熱さまシートを貼ってあげると私の手を握ってきた。
「……え、」
「…乃彩。少し手握ってて」
それだけ言うと強く私の手を握った。
手は凄く熱くてでもゴツゴツした手は男らしくて初めて触る怜の手にドキドキして私まで熱が出そう。
怜は安心したのか怜はぐっすり眠りに付いた

