「あいつ風邪で休んでるんだよ。それにあいつ看病してくれる人いないから彼女であるあなたに託そうかなって」
「え、私なんか無理ですよ。あなたが行ったほうが…」
「俺今日バイトがあるからさ。よろしくね。」
そう言うと私に紙を渡して来て出て行ってしまった。
でも、なんで私なの!?
まぁ、確かに彼女ではあるけども肩書きだけで。
実際恋人らしい事したことないし。
それに怜なら他に女の子がたくさんいるし。
その子達に看病してもらうかもしれないじゃん。
でも、行かないとだよね。
私は迷いながらも放課後貰った紙を手がかりに怜の家に行った。

