「君が怜の彼女の乃彩ちゃんって言うのか〜思った以上に可愛くてパパ嬉しいよ」 「親父、離れろよ!」 え、何。何が起こってるの? お父さんに離してもらえたものの頭が付いていかずショート寸前。 あの怖そうなお父さんがパパって言った?え?そして私を抱きしめた?え? 「ほら、親父乃彩が混乱してんだろうがよ」 「いや、あまりにも俺がかっこいいからびっくりしてるんだよ」 「あなたいいから座りなさい!」 お母さんの呼びかけで大人しく席に戻るお父さん。 私は怜にエスコートしてもらって席に付いた。