「でも、ごめんな。一人前になる事を急ぎすぎて1番大事な乃彩を寂しい思いさせて傷付けて。」
「…ううん。私は怜が頑張ってる事を知ってたのに。怜が遠くに行っちゃう気がして怖かったの。私こそごめんね。」
俺はまた泣き出した乃彩の手を優しく握り見つめた。
「乃彩。約束する。俺が一人前になるまで待っててほしい。もし一人前の男になったら俺と結婚しよ。」
「…する。私待つ。怜が一人前になるまで待つよ」
そう言って抱き着いてきた乃彩。
俺も乃彩を強く抱きしめた。
俺は乃彩を支えられるような男になりたい。
乃彩を世界一幸せの女にしたい。
その為に頑張るよ。

