怜は校内放送を始めた。 「俺は乃彩と付き合ってる、俺は乃彩しか興味がないだからこいつを傷付ける奴は俺が許さない。」 「……怜、」 「以上、西川怜でした。」 それだけ告げると放送室のマイクをオフにし私の方を向いた 「これで証明できたか」 私はただ頷く事しか出来なかった。 怜がここまでしてくれるなんて思わなかったから。 「乃彩愛してる。」 そう言って私を強く抱きしめてくれた。 怜が好き。 私は怜しか好きじゃないし好きになれない。