「昔付き合ってたじゃない!」 「おまっ、」 その言葉を聞くなり乃彩は俺の腕を離すと俯いてしまった。 乃彩誤解しちゃっただろうな。 俺ん家に着いたら説明しないとだな。 「そういえば、れーくんその子は??」 「俺の彼女だよ」 「ふ~ん、そうなんだ」 智子は面白そうに笑うと乃彩をジロジロ見るなり頷いていた 「私帰るね、バイバイ」 智子が帰っても乃彩は何も話さないまま。 その場に俯くばかりだった。 「乃彩っ??」 「ごめ、私帰るね」