「別に」 「…そう??具合悪かったら言ってね」 「れ、怜!?」 俺は我慢出来なくなって乃彩を抱き締めた。 俺の腕の中にいる乃彩は動揺しているようだったけど凄く嬉しそうで。 可愛すぎる。 「俺ん家来ない??」 「え、行く!」 やっぱり心配なんていらないよな。 乃彩は俺が好きだし俺も乃彩の事大好きだ。 何も心配する事はない。 「あっ、れーくん??」 もう少しで家が着くという所で誰かに呼び止められた。 それも昔のあだ名で。