―結衣SIDE―



「あっ!おかえり!」


やっと二人が帰ってきた。

おっそ!






「ただいまぁ〜結衣ちゃん、頑張ってねぇ〜」


「え?う、うん…何を?」


「もう忘れたの?!…なんであなたは痩せたんですか〜?」


「はっ…!覚えてるに決まってるじゃーん…」


「忘れてたね、おばかさん」


「もう!いいじゃんか!忘れても!!」



やっと戻ってきたと思ったら、比呂はいないし。

二人は、上機嫌だし…。



なんか、あたしの知らないとこで始まってる気がする…。





「……あたしなんかと、話してくれるのかな…」



あ!

やば…



思ったことがすぐ口に出る性格が〜。


せっかく二人は協力してくれてるのに…。

絶対二人に聞こえてた…!



「…結衣。あたしたちもついてるから。頑張ろ。ね?」


「男のことなら、あたしに任せてよぉ♡」






…。

なんでこんなに優しいの…?

あたしは、泣きそうになった。






「よーし!佐倉結衣、頑張ります!」




こうして、あたしたちは、作戦を開始します!