母さんは俺達の部屋に
入る時にノックしない。

そして、今日もそうだった。

問題なのはノックしないで
入って来た母さんというよりも
俺達が真っ最中だったことだ……

俺は気付いてるが
やめようとはせず、逆に
さっきよりも激しくした。

『んん、ぁっ……』

皇多が声を我慢しようとする
タイミングを図って突く。

母さんがいようと気にしない。

「あら、お邪魔しちゃったわね」

母さんからは
そんな言葉が返ってきた。

「後で詳しく話してね」

なんだか楽しそうな声だったな。

バタンと部屋のドアが閉まる音と
俺 の笑い声が重なって聞こえた。

『皇多、続けるぞ』

母さんが出て行った後
俺は皇多を散々啼かした。

皇多の身体を綺麗にして
一時間後、母さんの部屋に向かった。