父さんが帰って来た。

そして、母さんが
電話してくれなかったら
大変なことになっていたな(苦笑)

急いで服を着て、皇多に服を着せた。

皇多はまだ寝ている。

「ごめんね、折角寝てたのに」

母さんに謝られた(苦笑)

「大丈夫だよ」

そんな会話をしていると
Tシャツ一枚で皇多が起きて来た。

ヤベっ……

俺のでもいいから
下穿かせりゃよかった……

「おかえり」

震えてるな。

「皇多?」

気付いた俺は
父さんがいるとか
気にせずに抱き締めた。

「大丈夫だ。
俺は一生、皇多しか愛さないから」

何があっても俺は
皇多しか愛さないし愛せない。

しかし、この言葉に当然、
父さんは怒った。

「んんっ……」

皇多は本当に可愛いな。

「俺は認めないぞ❢❢」

だと思った。

「そう言うと思ったぜ。
だけど、父さんには二択しかない」

そう、究極の二択。

「一つ目は俺達を認めること
二つ目は今此処で俺達が
死ぬのを見届けること(ニヤリ)」

皇多と別れるくらいなら
二人で心中も厭わない。

「俺達はどっちでも構わない(ニヤリ)」

皇多も同じだろうから。

二時間後、父さんは
俺達を認めた。