部活も終わり、千亜と拓巳とも別れた。

ここから歩いて少し行った所に
私のマンションがある。



あれ?

マンションの前に男子がいる。

あれは…


「空君…?」

マンションのまえの花壇の所に座って、誰かを待っているようだ。


少し茶色い髪が、夕日にあたってキラキラしてる。


「お、向井、お疲れ〜」




「お疲れさま、空君誰か待ってるの?」