わたし達に試練が訪れたのは17の夏だった。 あなたは大きな病気にかかった。 命にかかわる大きな病気。 でも、あなたはいつも言ってくれた。 「俺は元気になるよ。星乃を幸せにするのは 俺の仕事でしょ?」 そんなあなたの言葉を私は信じてたの。 絶対に大丈夫だって。