黒桜 〜あたしと5人の黒狼〜



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それから、2週間。


あたしはずっと泰雅に監禁されていた。



もう、どこにも逃げられないと思い知り、あたしは逃げることをやめた。



だけど、優月にだけは謝りたくて、アパートに行ったけど…そこには優月の姿はなかった。


ケータイも変えてしまったのか、優月とはそれっきり。




「また、監禁とかされるのかな…」


あれ以来、命令には従っていたため、殴られることはあっても監禁まではなかったんだけど…。



また、あたしが頼ったせいで、誰かが傷つくなんてダメ。



「…よし」



あたしは、重い足取りで中へ入った。