「みぃーつけた。ナ・ナ・キ♡」 「ど、どうして…」 あたしと優月が一緒に住み始めてから、1週間。 絶対にバレないと思っていたこの場所が、バレてしまい、アパートまで泰雅が来た。 「おら!!行くぞ、ナナキ!!」 「やッ…!!」 土足で家に上がり、無理やり外へ連れだそうとする泰雅。 そんな泰雅に、恐怖で力が入らないあたし。 グイッ!! 「やめてっ!!ナナに触らないでよ!!」 「あぁ?」 優月が涙目で、泰雅の腕にしがみつく。 「クッソ!!どけよ!!」 「キャッ!?」 ドンッ!!