「…んで?なんの用?」 「あ…」 そうだった。 あまりの怒りに目的を忘れてた。 「ここに、ネックレスなかった?ハートのペンダントのやつ…」 ここになかったら、もう…。 「…あぁ。これか?」 レイの首元には……見覚えのある、ハートのネックレス。 「それっ!!よかった…」 やっぱり、ここにあったんだ…。 ていうか、なんでレイがつけてんの…。 「…そんなに大事なものなのか?」 「…ん。多分だけど…」