キーンコーンカーンコーン…



「フゥーーーっ」


授業終わったー!


なんだか、今日は一日が長く感じたな。


いつもの3倍疲れた。




「七季〜。一緒に帰ろうぜー!」


涼介がスキップしながら、あたしの席まで来た。

「…なんでよ。涼介と反対方向じゃん、帰り道」


それに、今日は泰雅のところに行かなきゃだし。


泰雅と付き合ってるとか、絶対にバレたくない。


「えー!いーじゃん別に。俺さ、新しいネックレス買いに行きたいんだよねー」


ネックレスねぇ…。


「あたしは、ネックレスつけてるからいらないし…」



そう言いながら、首元のペンダントを触ろうとしたけど…。