やっぱり、命令口調。 レイは、再びヘルメットをかぶって、どこかへバイクを置きに行った。 ポツンと取り残された、あたし。 本当は一緒に行きたくないけど… これで置いて行ったら、絶対にさっきみたいな嫌がらせするよね。 …さっきの以上かも。 「ハァ……」 なんでこんなことに、なっちゃったんだろう。 ピリリリッ… 「!!」 突然、ポケットに入ってるスマホが鳴る。