「…俺のモノになれば、絶対に護ってやる。たとえ、相手が泰雅だとしてもな」 後ろからまわされた腕に、力が入る。 あたしは、何もできずに固まる。 そして、二分後。 「スーッ……」 え…ちょっ…。 「…寝た…の?」 ありえない。 この状態で、なんで寝れるの?! いくら抱きまくらって言ったって、女子を抱きしめて寝る!? 「んっ……」 と、吐息が…耳に…!! くすぐったい…よ…。 嫌、なはずなのに。 安心…できてしまう。 背後に聞こえる、この人の鼓動が、すごく心地いいんだ。