「そうじゃねぇ。なんでこんなボコボコなんだって聞いてんだよ」


「そない怒らんといてや、レイくん。リュウもこの子から傷つけられとるさかい、ちょっと痛めつけてただけや」


「あぁ。油断したけど…血が……しな…」


あぁ、やばい。


視界が暗くなってきた。


もう…イヤ…。


何もかもが、もうどうでもいい。



どうせ、どこにもあたしの味方はいない。


こいつらにだって、傷つけられて犯されて、結局捨てられるだけ…。

視界が完全に暗闇に落ちそうになった瞬間。



フワッ…


「…??」