黒桜 〜あたしと5人の黒狼〜



「ねぇッ…!?ちょっ…」


必死に抵抗しても、ぴくりとも動かない…!!



体が、熱い…。


頭がボーッとする。




湯槽の、お湯のせい?



それとも……。









しばらくして、首元からやっとレイが離れた。


そして、そのまま何も言わずに出て行く。



「なんなの…もう…」



意味わかんないけど、とりあえずレイが出て行ったから、湯槽から上がった。


「うわっ…」



制服を着たまま入ったから、もちろんワイシャツは透けてるし…。


最悪…絶対に見られた。