「服着たままだし!!ビショビショなんだけど!!」 「うるせぇ」 「なっ…!?」 うるさいって…!? こっちを冷たく睨むレイ。 あたし…何か悪いことした…? 泰雅とのことに、巻き込んだから? さっきから機嫌がすごく悪い気がする…。 「…おい」 ビクッとあたしの肩が、上がった。 あたしの方に伸ばされる、レイの腕。 何…? 今のレイは…なんだか怖い…。 そのまま手は伸ばされ、スッと首に触れる、レイの指先。 ビクッ!! ギュッと目をつぶる。