次の日。楓とショッピングに行くのに待ち合わせ。
「おはよー!夕日~!」 タッタッタ!眩しい日差しのなか
元気よく走ってきたのは小学校からの親友の浅生楓
「おはよう楓!」 「おはよう!・・って左の首筋、絆創膏がついてるけど・・何かしたの?」 昨日のは、他言無用で言えないや・・「痒くて、引っ掻いたら血が出ちゃってさ~バカだよね~私ははっ!」 
無意識に右首に手をかける。「夕日、何か・・隠してない?」 「隠してないよ~」
楓は、カンが鋭い正確で、過去にも何回もばれた事がある「本当に?」 「本当だって!もう~。」 「そう?、ならいいや!最近、夕方になると出るらしいよ~?」 「何が?」
「吸血鬼」 キュウケツキ・・その言葉にビクッとした
「そんなの、出るの?」 「夕日は、可愛いから狙われちゃうよ?」 「そうかな?」 「そうだよ~。夕日を狙う男、例え吸血鬼でも、私が守ってあげるね。私の空手で。」

「ありがとう~楓~!」 「ほら、行こう?」 「うん!」
楓は、昨年の空手部の大会で全国大会に優勝するほどのうでまえだ・・安心する