吸血鬼の王子に恋をしたらだめですか?

クロトくんが帰る・・

クロトくんが、自分の国に帰る・・人間界に戻ってこれない・・「そうなんだ。」 「・・黙っててごめん。みんな」
「いきなりだもんね・・」 「うん・・」 「夕日?」 「え?」

気がつくと、いつのまにか視界が、涙で濡れていた。

「その・・もっと早めに言えばよかったんだけど・・バルクに昨日言われてさ」 「ううん、大丈夫だよ!ちょっと、ベランダに出てるね!」ダッ「楠木、開けるんだ。」 楠木がドアを開けるとタッタッタ!走り去っていく。
「夕日!」 「湖南さん・・」 「夕日・・」 

みんなが、声をかけてくれるけど・・今は、辛くて、胸が苦しい・・。バンッ!ベランダに出ると、月が出ていた。

「夕日・・」 クロトくんの声がする。 ゴシゴシ涙をふく
「もう少しで、心が落ち着いてきたのに、何で・・来たの?」 ぎゅっ 後ろから抱き締められる 「クロトくん?」